メニュー

慢性腎臓病(CKD)

慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease=CKD)は、腎臓の機能が慢性的に低下した状態を指し、軽度の異常から透析が必要な末期腎不全まで、幅広い病期があります。

初期は自覚症状がほとんどないため、健診での尿検査や血液検査で腎機能異常を指摘されて初めて気づくことが多い病気です。

こんな腎疾患が含まれます

  • 慢性腎炎(慢性糸球体腎炎・IgA腎症 など)

  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症などに伴う腎障害

  • 高齢者に多い加齢に伴う腎機能低下

  • 多発性嚢胞腎 など遺伝性腎疾患 など

CKDは、日本では成人の8人に1人が該当するとされる「国民病」です。
放置すると、腎機能が徐々に悪化し、透析治療が必要になる可能性もあります。

当院での治療方針

腎臓専門医が中心となり、患者さま一人ひとりの腎機能の状態や生活背景を踏まえて適切な治療を行います。

1. 腎機能の定期評価

  • 血液検査(クレアチニン、eGFR、BUN、電解質 など)

  • 尿検査(蛋白尿、血尿、尿中アルブミン)

  • 超音波(腎臓の形状や大きさの評価)

2. 生活指導

  • 塩分・たんぱく制限などの食事療法

  • 適度な運動習慣

  • 水分管理のアドバイス

3. 薬物治療

  • 血圧や尿蛋白のコントロールに有効な薬(ARB、ACE阻害薬,SGLT2阻害薬など腎臓を保護する薬剤)

  • 腎性貧血に対する治療(エリスロポエチン製剤やHIF-PH阻害薬など 鉄剤投与が必要な場合もあります)

  • 体液量管理(むくみや心不全、高血圧の悪化などを評価し、利尿剤をはじめとした薬剤を使用します)
  • カリウム、リン、ナトリウムなどの電解質異常の調整(腎機能悪化に伴い、電解質異常や酸塩基平衡の異常がみられるため、薬剤で調整します)

4. 他科との連携

糖尿病や心不全、泌尿器科疾患など、CKDの背景にある疾患の治療にも積極的に連携を図ります。

腎機能が低下すると現れる症状(進行期)

  • むくみ(特に足や顔)

  • 疲れやすさ、倦怠感

  • 貧血による動悸・息切れ

  • 夜間尿が増える

  • 食欲不振、吐き気

  • 皮膚のかゆみ

このような症状が出る前に、早期に発見・治療を始めることがとても重要です。

CKDは「進行させないこと」が最も重要です

一度低下した腎機能を元に戻すことは難しいですが、適切な生活指導と治療介入によって進行を抑えることができます。
当院では、無理のない範囲で生活改善を継続できるようサポートしながら、必要な検査・治療を進めていきます。

こんな方はぜひご相談を

  • 健診で「蛋白尿」「血尿」などを指摘された

  • eGFR(推算糸球体濾過量)が60未満と診断された

  • 高血圧・糖尿病があり、腎機能の低下が心配

  • 家族に腎臓病の方がいる

  • 足のむくみや倦怠感が気になる

透析になる前にできることがあります

進行したCKDでは、体液管理が難しくなり人工透析や腎移植が必要になる場合もあります。
しかし、早期に発見して正しく治療すれば、腎臓の機能を長く保つことができます。

少しでも不安な方は、どうぞお気軽にご相談ください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME