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精神生理性不眠

精神生理性不眠とは、「眠れないのではないか」という不安や緊張そのものが原因となり、慢性的な不眠が続いてしまう状態をいいます。きっかけは仕事のストレスや体調不良、生活リズムの乱れなどさまざまですが、本来の原因が解消された後も、「また眠れなかったらどうしよう」という思いが強くなり、寝床に入ること自体がストレスになってしまうのが特徴です。

東京都世田谷区代沢、下北沢駅から徒歩12分の代沢さくら醫院では、総合内科専門医として全身を診る視点から、不眠の背景にある体の病気や生活習慣を丁寧に確認しながら、精神生理性不眠の診療を行っています。「どこに相談してよいかわからない眠れなさ」にも対応していますので、どうぞ安心してご相談ください。

精神生理性不眠の症状について

精神生理性不眠では、次のような症状がみられます。

  • 布団に入ると目がさえてしまう
  • 「早く寝なきゃ」と思うほど眠れない
  • 夜中に何度も目が覚め、その後眠れない
  • 朝早く目が覚めてしまう
  • 日中の眠気や集中力低下
  • 寝不足による頭痛や倦怠感

特徴的なのは、「寝室に入ると緊張する」「時計を見るたびに焦る」といった心理的な反応が強くなることです。最初は一時的な不眠でも、数週間から数か月続くうちに慢性化することがあります。

また、不眠が続くと次のような悪循環が起こりやすくなります。

  1. 眠れないことへの不安が強くなる

  2. 就寝前から緊張が高まる

  3. さらに眠れなくなる

  4. 日中のパフォーマンスが落ちる

  5. 「やはり自分は眠れない」と思い込む

当院では、こうした悪循環のパターンを一緒に整理しながら、無理のない改善を目指します。

精神生理性不眠の原因について

精神生理性不眠の原因は一つではありませんが、主に次のような要因が関係します。

1. ストレスや生活環境の変化

  • 仕事の異動や人間関係の変化
  • 家族の介護や育児
  • 受験や引っ越し

一時的なストレスがきっかけで眠れなくなり、その経験が「眠れない記憶」として残ってしまうことがあります。

2. 不適切な睡眠習慣

  • 寝る直前までスマートフォンを見る
  • 休日に長く寝すぎる
  • 寝床で長時間考えごとをする

こうした習慣が、眠気と覚醒のリズムを乱してしまいます。

3. 体の病気の影響

不眠の背景に、

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 腎機能低下
  • 頻尿
  • 逆流性食道炎

などの身体疾患が隠れていることもあります。

代沢さくら醫院では、総合内科専門医・腎臓専門医としての視点から、全身状態を確認し、身体的な原因を否定するだけでなく、併存疾患があれば同時にコントロールします。「否定」とは単に病気ではないと決めつけることではなく、必要な検査を行ったうえで慎重に判断することを意味します。

精神生理性不眠の種類について

不眠症にはいくつかのタイプがあります。

  • 入眠困難・・寝つきが悪い
  • 中途覚醒・・夜中に何度も起きる
  • 早朝覚醒・・予定より早く目が覚める
  • 熟眠障害・・寝た気がしない

精神生理性不眠は、これらのタイプが単独、または複数重なって現れることがあります。

また、うつ病や不安障害などの精神疾患に伴う不眠とは区別が必要な場合もあります。症状の経過や日中の気分の状態を丁寧に伺いながら、慎重に評価します。

精神生理性不眠の治療法について

当院では、次のような方法を組み合わせて治療を行います。

1. 睡眠衛生指導

まずは生活習慣の見直しから始めます。

  • 毎日同じ時間に起きる
  • 寝床は眠るためだけに使う
  • 日中に適度な運動を行う
  • 夕方以降のカフェインを控える

「分かってはいるけれど、なかなかできない」という方が多いです。私たちは、その方の生活に合わせた現実的な方法を一緒に考えます。

2. 行動療法的アプローチ

精神生理性不眠では、「寝床=眠れない場所」という条件づけをリセットすることが重要です。

例えば、

  • 眠れないときは一度布団から出る
  • 強い眠気が来てから再び横になる

といった方法を段階的に行います。

3. 薬物療法

必要に応じて睡眠薬を使用することもあります。ただし、

  • 最小限の量
  • 短期間の使用
  • 依存に配慮した処方

を基本としています。

慢性疾患をお持ちの方や腎機能が低下している方では、薬の選択に注意が必要です。当院では腎臓専門医として、腎機能に配慮した薬剤選択を行います。

4. 併存疾患のコントロール

高血圧や糖尿病などの慢性疾患は、予後に影響するリスク因子となることがあります。「リスク因子」とは、病気を悪化させる要因のことです。生活習慣病を安定させることが、結果的に睡眠改善につながるケースも少なくありません。

精神生理性不眠についてのよくある質問

Q1. 睡眠薬はやめられなくなりますか

A1. すべての方が依存するわけではありません。適切な量と期間で使用し、段階的に減量することで中止できる場合が多いです。当院では定期的に見直しを行います。

Q2. 市販薬で様子を見てもよいですか

A2. 一時的であれば問題ない場合もありますが、数週間以上続く場合は背景に別の原因が隠れていることもあります。早めのご相談をおすすめします。

Q3. どの診療科にかかればよいか分かりません

A3. まずは内科でご相談ください。身体的な要因を含めて総合的に評価します。必要があれば専門科へご紹介します。

院長より

不眠は、「たかが眠り」と思われがちですが、生活の質を大きく左右します。私がこれまで腎臓内科で高血圧や慢性腎臓病の患者さんを診てきた中でも、睡眠の問題を抱えている方は少なくありませんでした。

慢性疾患は「治す」というよりも、うまく付き合いながら寛解、つまり症状が落ち着いた状態を目指していくものです。不眠も同じで、ゼロか百かではなく、「少しずつ整っていく」ことを目標にします。

女性医師として、些細なことでも相談しやすい雰囲気づくりを大切にしています。土曜日は17時まで診療しておりますので、お仕事が忙しい方もご来院いただきやすい環境です。WEB予約や問診、キャッシュレス決済にも対応しています。

世田谷区代沢、代沢小学校バス停から徒歩2分の代沢さくら醫院で、眠りについて一緒に考えてみませんか。眠れない夜を一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。

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