食道の病気(逆流性食道炎・食道がんなど)
食道は、のどから胃へと食べ物を運ぶ大切な通り道です。普段はあまり意識しない臓器ですが、「胸やけが続く」「食べ物がつかえる感じがする」「飲み込むと痛い」といった症状が出たときには、食道の病気が隠れている可能性があります。
代表的な病気として、逆流性食道炎や食道がんなどがあります。どちらも早期に気づき、適切に対応することが大切です。
世田谷区代沢の代沢さくら醫院では、総合内科専門医として全身を診る視点を大切にしながら、消化器症状の診療にあたっています。「どこに相談してよいかわからない」という症状でも、まずは内科として丁寧にお話をうかがい、必要に応じて専門医療機関と連携します。下北沢駅から徒歩12分、代沢小学校バス停から徒歩2分の立地で、土曜日も17時まで診療しています。
食道の病気の症状について
食道の病気では、次のような症状がみられます。
- 胸やけ
- みぞおちの違和感や痛み
- 酸っぱいものがこみ上げる感じ
- 飲み込みにくさ(嚥下困難)
- 食べ物がつかえる感じ
- 体重減少
- 声のかすれや慢性的な咳
特に注意が必要なのは、次のようなサインです。
-
胸やけが長期間続いている
-
だんだん食べ物が通りにくくなってきた
-
固形物から始まり、水分も飲みにくくなってきた
-
原因不明の体重減少がある
これらがある場合、逆流性食道炎だけでなく、食道がんなどの重い病気の可能性も否定できません。「否定できない」というのは、きちんと検査をしない限り断定できないという意味です。症状が軽くても、長引く場合は一度ご相談ください。
食道の病気の原因について
逆流性食道炎の原因
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで炎症が起こる病気です。
主な原因は次の通りです。
- 加齢による筋力低下
- 肥満
- 食べすぎや脂っこい食事
- アルコールや喫煙
- 前かがみの姿勢や腹圧の上昇
- 一部の薬剤
高血圧や糖尿病などの生活習慣病も、肥満や食生活の乱れと関連し、逆流性食道炎のリスク因子になることがあります。リスク因子とは、病気を起こしやすくする要素のことです。
食道がんの原因
食道がんは、食道の粘膜から発生する悪性腫瘍です。
代表的なリスク因子は、
- 喫煙
- 飲酒(特に多量飲酒)
- 長年の逆流性食道炎
- 熱い飲食物の習慣
などが知られています。
ただし、これらがあるから必ず発症するというわけではありませんし、まったく当てはまらなくても発症することもあります。そのため、症状がある場合は早めの評価が重要です。
食道の病気の種類について
食道の主な病気には、次のようなものがあります。
逆流性食道炎
胃酸の逆流により炎症が起きる病気です。慢性的に続くと、食道の粘膜が変化することがあります。
バレット食道
長期間の逆流により、食道の粘膜が胃や腸の粘膜に似た状態に変化するものです。将来的にがんのリスクが高まる可能性があるといわれています。
食道がん
食道の粘膜から発生するがんで、初期には自覚症状が乏しいこともあります。進行すると嚥下困難や体重減少などがみられます。
食道アカラシア
食道の動きが悪くなり、食べ物が胃へうまく送られなくなる病気です。若い方にもみられることがあります。
当院では、症状や経過を丁寧にうかがい、必要に応じて内視鏡検査が可能な医療機関へご紹介します。
食道の病気の治療法について
逆流性食道炎の治療
生活習慣の見直し
- 食べすぎを避ける
- 就寝前2〜3時間は食事を控える
- 体重管理
- 禁煙、節酒
薬物療法
- 胃酸を抑える薬(PPIやP-CABなど)
- 粘膜を保護する薬
症状が落ち着いた状態を寛解といいます。寛解とは、症状がほとんどなく安定している状態を指します。逆流性食道炎では、寛解を維持することが治療の目標になります。
食道がんの治療
食道がんの治療は、進行度により異なります。
- 内視鏡治療
- 手術
- 化学療法
- 放射線療法
などが選択されます。
予後とは、病気の経過や将来の見通しのことです。食道がんは、早期に発見できれば予後が比較的良い場合もありますが、進行すると治療が複雑になります。そのため、早期発見が何より大切です。
食道の病気についてのよくある質問
Q1. 胸やけがあれば必ず逆流性食道炎ですか
A1. 胃炎や心臓の病気など、ほかの原因も考えられます。症状の内容や持続期間によって判断が必要です。
Q2. 食道がんは若い人でもなりますか
A2. 比較的中高年に多いですが、若い方でもゼロではありません。嚥下困難や体重減少がある場合は注意が必要です。
Q3. どのタイミングで受診すべきですか
A3. 胸やけが数週間以上続く場合や、飲み込みづらさがある場合は受診をおすすめします。
院長より
食道の症状は、「そのうち治るだろう」と様子を見てしまう方が少なくありません。しかし、慢性的な逆流は生活の質を下げるだけでなく、長期的には別の病気のリスクにつながることもあります。
私はこれまで腎臓内科で慢性疾患の管理に携わってきましたが、消化器症状を併せ持つ患者さんも多く診てきました。高血圧や糖尿病などの内科疾患とあわせて、全身をトータルで診ることが大切だと感じています。
代沢さくら醫院では、女性医師によるきめ細やかな診療を心がけています。些細な違和感でも、どうぞ遠慮なくお話しください。必要に応じて専門医療機関と連携しながら、安心して治療に向き合えるようサポートします。
世田谷区代沢、下北沢駅・世田谷代田駅・三軒茶屋駅からアクセス可能な当院へ、お気軽にご相談ください。
