持病がある人の災害時の備えについて -Chat GPTに聞いてみた-
こんにちは。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今朝の緊急地震速報にドキドキし、改めて大型災害について日頃から心構えが必要だなと感じた次第です。
場所がまたしても能登半島、、、大きな被害がないように祈ります。
ブログを読んでいる中には持病のある患者さんも多いと思いますが、災害時の備えはどうでしょうか。
持病といっても、10日間くらい内服しなくても命の別状のないものと、内服していないと短期的にも体調不良になる可能性のある病気があります。
脂質異常症や骨粗鬆症に対して、投薬されている方は多いですが、これらの病気は10日くらい内服できなくてもおそらく大きな問題はないです。主に中長期的な予防目的での内服になります。
一方で、糖尿病や高血圧、狭心症や不整脈、慢性心不全、慢性腎臓病(腎機能がeGFR <30ml/minのグループ)、気管支喘息をはじめとするアレルギー疾患、自己免疫疾患(関節リウマチやSLEなど、普段投薬が必要なグループ)、片頭痛などは、10日ほど投薬が途切れることで体調に支障をきたす可能性があるので、いざという時に内服薬が切れないように備える必要があります。
ちなみに、最近Chat GPTに時々質問してみるのですが、どんな質問を投げてもかなり精度の高い回答をくれることが多く、AIの賢さに驚かされています。
先ほど試しに、「持病がある人の災害時の備えについての資料」と打ったところ、以下の回答でした。
なかなかまとまっていると思いますので、そのまま載せますね。
(医療と関係がありそうなところは、こちらで色をつけています。)
持病がある人の災害時の備えについての資料を以下にまとめました。患者さんに配布するための内容としてご活用ください。
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- 持病がある方の災害時の備え
災害時には、持病を抱える方にとって特に重要な準備が必要です。以下のガイドラインを参考に、十分な備えを行いましょう。
1. 緊急連絡先のリスト
- 家族や友人の連絡先**: 緊急時に連絡を取るための主要な連絡先リストを作成しましょう。
- 医療関係者の連絡先**: 主治医や担当看護師、薬局などの連絡先もリストに加えておきましょう。
2. 健康情報の記録
- 持病と治療情報**: 自分の持病や現在受けている治療についての情報をまとめておきます。
- 服用中の薬リスト**: 服用している薬の名前、用量、服用スケジュールを記載したリストを用意します。
- アレルギー情報**: 食物アレルギーや薬物アレルギーについても明記しておきましょう。
3. 非常用持ち出し袋の準備
- 常備薬**: 最低でも7日分の常備薬を用意し、ラベルが見えるようにしましょう。
- 予備のメガネや補聴器**: 必要な場合は予備のメガネや補聴器も用意しておきます。
- 医療機器**: 血圧計や糖尿病の測定器など、日常的に使用する医療機器を含めます。
- 処方箋のコピー**: 主治医からの処方箋のコピーを持ち運びましょう。
- 緊急食**: 血糖値の管理が必要な場合は、低血糖を防ぐための非常食も用意します。
4. 災害時の避難計画
-避難場所の確認**: 最寄りの避難場所や避難ルートを確認しておきます。
- 避難経路の把握**: 自宅から避難場所までの最適な経路を把握し、家族と共有します。
- 近隣の支援者の確認**: 近所の人や地域の支援者に自分の持病について知らせ、必要な支援を依頼できるようにしておきます。
5. コミュニケーション手段の確保
- 携帯電話の充電器**: 予備の携帯電話のバッテリーや充電器を準備します。
- ラジオや無線機**: 情報収集のために、手回し充電が可能なラジオや無線機を用意しましょう。
6. その他の備え
- 保険証のコピー**: 健康保険証や医療保険のカードのコピーを持ち運びましょう。
- 現金の用意**: 災害時にはクレジットカードが使えない場合があるため、現金も持ち運びます。
- 防災グッズ**: 懐中電灯、携帯用トイレ、救急セットなどの基本的な防災グッズも準備します。
7. 定期的な見直しと更新
- 薬の賞味期限確認**: 非常用持ち出し袋に入れた薬の賞味期限を定期的に確認し、必要に応じて更新します。
- 計画の見直し**: 避難計画や連絡先リストを定期的に見直し、最新情報を反映させます。
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災害時に備えて事前の準備をしっかり行うことで、持病を持つ方々がより安心して避難できるようになります。
日頃から家族や医療関係者とコミュニケーションを取りながら、適切な備えを進めていきましょう。質問や相談がある場合は、医療スタッフにお尋ねください。
というところなのですが、いかがだったでしょうか。
大型災害の場合は、重症者や緊急性の高い方の救護が優先となりますので、自分の身体は自分で守る気持ちが大切です。
そのためにも、当座の7日分の処方薬やお薬手帳、既往歴やアレルギー情報、保険証の写しなどは災害時の持ち出しバックに入れておきましょう。
もし、自分にとってキーになる薬がどれかわからない場合には、普段の診察時に質問しておきましょう。
大きな災害が起こりませんように、と祈りつつ、日頃の備えがあれば乗り切れる局面もあると思います!!
不安材料が少なく過ごせるように工夫していきましょう⭐️